BLOG テラスブログ

2019.03.27

たてしなさんぽ通信

雪山にも春の気配が・・・

3月も残りわずかになりました。

全国各地から桜の便りも届き始めましたね。

長野県でも南信の天竜で桜が開花したニュースが流れましたが、

八ヶ岳の山々はまだまだ雪の中です。


昨日は2週間ぶりに坪庭、北横岳へ行ってきました。

標高2200mの坪庭にはまだ雪がかなりあります。

ここのところは目立った積雪はありませんでしたが、気温が低かったせいで

ほとんど雪は減っていませんでした。

坪庭の遊歩道には小型ユンボが運ばれていて春に向けての

雪かきの準備作業が始まっていました。




北横への登り始めの空は雲が多く青空の部分は少なかったのですが、

山頂に到着したころには雲も少なくなり青空が広がって来ました。

視界は良く、日本アルプスの山々や御嶽山が良く見えました。

登山道も山頂も雪でいっぱいでしたが、

春の気配を感じるものを2つ見つけました。

一つは根回り雪です。

樹木の熱で回りの雪が解ける現象で春が近くなってくると見られます。

地方によって雪根開き(ゆきねびらき)、根開き(ねあき)などと言うそうです。

そしてもう一つはシャクナゲの葉っぱ。

冬の間、シャクナゲの葉は傘をたたんだ時のように茎にくっついて閉じているのですが、

雪が解け始め、春が近づいてくるとだんだん開いてきます。

まだ半分以上は雪の中ですが、

顔を出している部分では葉を広げ始めていました。


景色はまだまだ冬ですが、

植物たちはすでに春の準備を始めているようです。


ナイトフロント 杉山

 

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