BLOG テラスブログ
2021.07.29
たてしなさんぽ通信
妖怪と蝶 〜鷲ヶ峰と八島ヶ原湿原〜
先週末の三連休は天気にも恵まれ、多くの方が八ヶ岳・蓼科高原に訪れていました。ビーナスラインや道の駅、各観光施設も大変賑わっていました。テラスにも多くの方がお泊まり頂きました。ありがとうございます。
そんな喧騒さめやらぬ月曜日の朝、八島ヶ原湿原へ行ってきました。
湿原はそろそろ花盛りになっているはずです。
日の出の時間がちょっと過ぎた5時に湿原の駐車場に到着。駐車場にはもうすでに数台の車が止まっていました。湿原を散策する前に鷲ヶ峰へ登る事にしました。
朝霧が湿原一体に広がり、目標の鷲ヶ峰山頂も霧の中で見えません。草木の朝露対策でレインパンツを履いて登りましたが、あっという間にビショビショになってしまいました。
30分ほどで山頂に到着、霧は一向に晴れません。少し山頂で太陽が顔を出すのを待つ事にしました。
待つこと30分、少し霧が晴れてきてようやく太陽が顔を出してくれました。そして太陽の反対側の方向にはなんと妖怪が出現!
ブロッケン現象です。太陽の光、角度、そして霧など条件が合わないとなかなか見れない現象です。妖怪は5分程で消えてしまいました。
妖怪の余韻に浸りながら下山して湿原へ向かいました。湿原に到着すると思った通りのお花盛りとなっていました。
ニッコウキスゲ、ノアザミ、ナデシコ、シモツケソウ、ヤナギラン などなど、数え切れない種類の花が咲いていました。
霧ヶ峰の名物のニッコウキスゲは終わりに差し掛かっていましたが、他の花はこれからが見頃となります。
鎌ケ池の前を通るとカルガモの親子が気持ち良さそうに泳いでいるのが見えました。
湿原を一周して終わりかけの頃、白いフジバカマの花に綺麗な蝶がとまっていました。
渡をする蝶、アサギマダラです。八ヶ岳山麓周辺には毎年多くのアサギマダラが夏を過ごしに南からやってきます。
この個体はオスのようです。下の2枚目の写真の丸の部分が性標でオスには黒い斑状がありますので。
多くのアサギマダラがやってきていますが、いつも見れるという訳でも無いのでラッキーです。
これでブロッケン現象とアサギマダラのダブルラッキーと言うことになりますね。
この日は山頂で太陽を待ったりしていたのでかなりのんびりなトレッキングとなりました。朝は気温も20℃を少し越えたぐらいでなのでとても快適でした。
朝活トレッキングはクセになりますね。
ナイトフロント 杉山
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