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2022.04.23

たてしなさんぽ通信

雪の大谷 〜立山黒部アルペンルート〜

蓼科高原にもようやく桜がやって来ました。テラスのお隣、桜の名所の聖光寺さんや蓼科湖周辺など標高1200m前後がこの週末から見頃になりそうです。

しかし、信州の山々ではまだまだ雪深いところも多く、標高が2000mを越えるところでは春を感じれるのが5月下旬から6月上旬ごろになります。
そんな信州の山々、北アルプスの立山連峰を通る立山黒部アルペンルートが今月15日より今期の営業を開始しました。この時期のアルペンルートと言えば室堂の「雪の大谷」が有名ですね。今週の水曜日(15日)に行って来ました。

ご存知の方も多いと思いますが、立山黒部アルペンルートは北アルプス立山連峰を貫き、長野県と富山県を結ぶ山岳観光ルートです。ルートの中でも標高の一番高い(2450m)室堂付近の「大谷」では吹き溜まりになっているため積雪が20mを超えることがあります。ここを通る道路を除雪してできた巨大な雪の壁が「雪の大谷」です。
4月中旬から6月下旬まで室堂ターミナルから500mほど高原バス道路の片側一車線を歩行者が歩けるようウォーキングゾーンとして開放しています。

 

例年100万人ほどの方が訪れますが、昨年、一昨年とコロナの影響で半分以下に落ちたそうです。今年は団体客も増え、今のところ順調な滑り出しだそうです。

土日祝日はかなり混み合いますが、平日は雪の壁を見上げながらゆっくりと歩く事ができます。
私ものんびりと雪の壁に圧倒されながら歩く事ができました。

室堂ターミナルから400mほどの所に今年の積雪が一番高い地点があります。今年は18m(上・左の写真)、ここ5年で一番高いそうです。
走っているバスと比べると壁の高さがよく分かりますね。この雪が完全になくなるのは7月中旬ごろになります。

ウォーキングゾーンを500mほど歩くと行き止まりになり、Uターンして戻ることになりますが、パノラマロードと言って期間限定(4月15日〜5月8日)で立山連峰を一望できる雪の上の遊歩道ができていました。下の写真がパノラマロードからの風景です。雪の大谷ウォークは往復で1時間もあれば十分楽しめます。


もう一つ、立山室堂と言えばライチョウの生息地としても有名です。この時期は白い冬羽をまとっています。私はこの日、室堂に泊まったので時間が十分あり、夕方と翌朝に数羽のライチョウと出会う事ができました。日帰りでも出会える可能性は十分いありますので行かれる方は時間の許す限りチャレンジしてみて下さい。
ライチョウはあまり人を怖がらないのですが、だからと言ってあまり近づかないようにしましょう。

テラスからは長野県側の入口、大町市の扇沢駅まで約2時間。そこから電気バス、ケーブルカー、ロープウェイ、そしてトローリバスを乗り継いで室堂駅まで行きます。扇沢駅から室堂駅までは乗り継ぎが良いと1時間半ほどです。

「雪の大谷」は必見です。計画を立てて是非行ってみてください。

ナイトフロント 杉山


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