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2022.10.14

たてしなさんぽ通信

南アルプスの女王 〜仙丈ヶ岳〜 前編

10月に入り蓼科高原周辺も木々が色づき始めました。ただ今年の信州の紅葉は例年と比べて1〜2週間ぐらい遅い気がします。天気予報を見るとこの先最低気温が10℃以下の日が多くなるようなので色づきも進みそうです。

先日(10月11日〜12日)、南アルプスの女王、仙丈ヶ岳へ紅葉登山に行って来ました。

テラスからは登山口の北沢峠までのシャトルバス乗り場(仙流荘)までは1時間ちょっとで行く事が出来ます。ナイト明けでテラスを出て、10時のシャトルバスに乗り北沢峠まで行き、11時より登山開始しました。北沢峠を挟んで仙丈ヶ岳の反対にある甲斐駒ヶ岳は登ったことがありましたが、仙丈ヶ岳は初登山です。

スタートしてから2時間半ほどはシラビソやコメツガなどの樹林帯の中を登って行きます。樹林帯を抜けると今度は少し背の高いハイマツ帯に入ります。この辺りから周囲もひらけ眺望が良くなって来ます。登って来た方向を振り返ると白い山肌と紅葉の甲斐駒ヶ岳が見えました。その奥には八ヶ岳連峰も。

標高も高くなり森林限界を超え、ハイマツも低くなって来ました。

スタートから約3時間で小仙丈ヶ岳に到着、標高は2864m。小仙丈ヶ岳からは最終目的地の仙丈ヶ岳も見え、東の方角には日本一の山、富士山が。そしてその手前には日本二位の山、北岳が並んで見えます。

仙丈ヶ岳の登頂は翌日で、この日の目的地は仙丈ヶ岳山頂から広がる藪沢カール内にある仙丈小屋まで。小仙丈ヶ岳からはあと1時間ほど、最後の一踏ん張りです。

小仙丈から小屋まではとても眺望が良く、疲れては立ち止まり息と整え、景色を眺めて元気をもらいを繰り返しながら予定通り1時間ほどで山小屋に到着しました。
時間はまだ15時ちょっと過ぎ、荷物を置いて夕食までには山頂を往復出来る時間帯でしたが、登頂は明日の楽しみに取っといて山小屋でのんびりすること。

夕食前には甲斐駒の山肌を赤く染めるアーベントロートときれいな鱗雲の夕焼けを見ることが出来ました。

山小屋の夜は早く20時には消灯。私は夕食のビールとナイト明け登山で消灯前に就寝でした。

明日は仙丈ヶ岳山頂へ。

2日目は後編で!



ナイトフロント 杉山

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