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2022.10.18

たてしなさんぽ通信

南アルプスの女王 〜仙丈ヶ岳〜 後編

2日目(10月12日)。夜中にトイレが屋外にあるので外に出ると月夜で、雲は多めでしたが月夜で月光が山小屋のある藪沢カールを照らしていました。



起床は4時半。山小屋からは角度的に日の出は見えないので朝食前に見える位置に移動しなければなりませんでしたが、夜中と変わらず雲が多めでご来光は望めそうになかったので、諦めゆっくり朝食を頂くことに。それでも山小屋からはキレイな朝焼けが見ることが出来ました。



6時半に山小屋を出発。仙丈ヶ岳山頂までは30分程、無事に山頂に到着。今シーズンは初の3000m越えです。標高は3033m、日本で18番目に高い山です。

山頂到着時はまだ雲が多く太陽が見えませんでしたが、あとは下りるだけなので少し山頂でゆっくりする事に。
風もほとんど無く穏やか。湯を沸かしコーヒーを淹れ、飲みながら待っていると東の空の方から徐々に青空が広がり始めました。北アルプス、中央アルプスの順に山肌にも日の光が当たり始めました。そして登頂から30分程で山頂にも日が差し始めました。

結局、山頂には1時間半ほども滞在してしまいました。そして十分景色を堪能した後、下山を開始しました。

一つ心残りがありました。仙丈ヶ岳周辺は雷鳥の生息地でもあり出会う事に期待していたのですが・・・。朝、山小屋の周りで鳴き声は聞こえたのですが姿は見つけられず、今回はもう無理かなと諦めていました。

下山中も周りをキョロキョロしながら歩いていましたが、山頂から30分程下ったところで、登山道の脇のハイマツからガサガサと音がしました。

その方を見ると・・・

雷鳥が3羽が・・・。ハイマツの中から出て来ました。

3羽とも同じ大きさでしたが多分親子じゃないかと思います。私の方を少し気にしながら何かをついばんでいました。
15分程私の目の前をウロウロして再びハイマツの中に消えていきました

最後に女王様からプレゼントを頂きました。その後、少し下った場所でもう一度プレゼント、1羽の雷鳥と遭遇しました。

心残りも消え大満足で下山、無事に北沢峠に到着しました。2日間とも登山にはもってこいの天気。とても充実した登山になりました。
次回は少し時期を変えて登りに来たいと思います。

ナイトフロント 杉山

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