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2017.07.29

スタッフブログ

小布施北斎館

長野県下高井郡小布施町にある北斎館を紹介いたします。

浮世絵の絵師で世界的にも有名な絵師・葛飾北斎ですが、晩年は小布施に滞在し
豪農商の高井鴻山の援助を受け、肉筆画を多く制作しています。

そんな北斎の集大成ともいえる肉筆画を
間近で見ることが出来る北斎館に行って来ました。

8月28日までは、特別展「富士に挑んだ北斎」が行われており、
錦絵の代表作「富嶽三十六景」が展示されています。

富嶽三十六景が36枚の作品と思っている方もいると思いますが、
実は全部で46枚という事をご存知でしょうか?

元々は名前の通り36枚でしたが、人気を集めた為に追加で10枚制作されています。

甲州側から描かれている為、追加の10枚は裏富士と呼ばれています。
その裏富士の10枚の中に、テラス蓼科からも近い諏訪湖を描いた作品
「信州 諏訪湖」があります。
岡谷市側から見た構図で描かれた作品となっており、
実際に見た現在の風景と比べてみるのもいいのではないでしょうか。

現在、錦絵の絵師の名前を知っていてもて、彫師、摺師の名前を聞くことは
ほとんどないと思います。
錦絵が出来るまでには、絵師が下絵を描き、下絵のとおり彫師が版木を彫り、
摺師が版木に色をつけて紙に摺るという工程を経て一枚の絵が完成します。
北斎の富嶽三十六景も絵師の北斎の画力や構図のセンスもさることながら、
それを表現する彫師、摺師の技術の高さが見ていて感じられました。

テラス蓼科からは少し距離がありますが、特別展が開催されているこの機会に
是非、北斎館に足を運んでみてはいかかでしょうか。

フロント小森





 

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