BLOG テラスブログ

2024.10.27

たてしなさんぽ通信

さよならトローリーバス

10月に入り信州は秋が深まって来ました。蓼科高原でも紅葉が始まっています。3000m前後の山々では紅葉も終盤ですでに晩秋に入っています。

10月20日〜21日にかけて北アルプスの立山連峰へ行って来ました。紅葉登山ともう一つの目的のために。

黒部ダム

黒部ダム

20日に大町市の扇沢から立山連峰の麓・室堂へ向かいました。青木沢を出る時はどんよりとした天気でしたが、黒部ダムに着くと快晴に一変、ダムでは放水で虹がかかっていました。
電気バス、ケーブルカー、ロープウェイと乗り継いで大観峰へ。紅葉は黒部ダム辺りが見頃、大観峰付近は散り始めでしたがロープウェイの車窓からはまだ鮮やかな紅葉を見ることが出来ました。


そして大観峰から室堂まではトローリーバス。これがもう一つの目的です。

トローリバス

トローリバス

このトローリーバスは国内唯一の運行中のバスで、今年が最後の運行になります。このバスの乗り納めがもう一つ目的です。
来年からは電気バスが走る事になります。
以前はアルペンルートの扇沢ー黒部ダム間でもトローリーバスが運行していましたが、2018年に廃止、翌年から電気バスに移行しています。両バス共に廃止の理由は部品等の調達が困難になった為だそうです。
これで日本国内でのトローリバスの運行が全てなくなる事になります。

少し感傷に浸りながら?トローリーバスに乗り室堂に到着。この日は室堂の日本一高所の天然温泉・みくりが池温泉の山小屋に宿泊。室堂は標高約2500m、紅葉は終わりかなっと思っていましたが草紅葉がまで残っていました。

夕食前に日の入りを鑑賞、そして夕食後には話題のアトラス彗星を鑑賞しました。彗星は肉眼ではぼんやりしか見えませんでしたが、スマホを向けて撮ってみるとはっきりと写っていました。宵の口は月が昇る前では満天の星が広がっていました。

 

紫金山・アトラス彗星と天の川

紫金山・アトラス彗星と天の川

翌日(21日)も朝から快晴。朝の気温はマイナスでしたが太陽が顔を見せると気温はグッと上がって来ました。それでも10℃前後だと思います。
朝食前に散策していると一羽の雷鳥さんを発見。今回見つけた唯一の雷鳥さんです。雷鳥さんの写真と撮っているとみくりが池のほとりにオコジョさんを発見。こちらは動きが早くて写真を撮ることが出来ませんでした。

登山は朝7時にスタート。今回は雄山、大汝山、富士ノ折立、真砂岳、別山の順に立山連峰を縦走するコースです。

雷鳥

雷鳥

約2時間ほどで最初のピーク、雄山の山頂に到着。雄山山頂には雄山神社がありますが今シーズンは9月30日までですでに閉まっていました。

山頂で休憩をして次のピークの大汝山へ向かいました。各ピーク間は約30分前後で登り降りを繰り返して行きます。

雄山から見た室堂平

雄山から見た室堂平

途中、室堂平を見下ろすとその先には富山の街、そして日本海や能登半島も見えました。

登ってきた雄山と大汝山(奥は浄土山)

登ってきた雄山と大汝山(奥は浄土山)

約2時間、アップダウンを繰り返しヘトヘトで最後のピーク・別山に到着しました。そんなヘトヘトな私を迎えてくれたのが剱岳の雄大な姿です。
剱岳で日本でも最高難易度の山。見ての通り独立峰で氷河によって削られた岩峰が連なっている荒々しい山です。いつかは登ってみたいけど・・・

別山で剱岳を見ながら長めの休憩を取り室堂へ降って行きました。

剱岳

剱岳

14時半ごろに出発地点のみくりが池温泉の到着。約7時間半の縦走登山になりました。登山後、小屋で温泉を頂き体を癒してから室堂駅へ。室堂駅へ向かう途中みくりが池を見ると水面に今日登って来た雄山が写っていました。

雄山(左)と浄土山(右)

雄山(左)と浄土山(右)

室堂から大観峰まで乗り納めとなるトローリーバスに乗り帰路につきました。

トローリーバスも昭和の雰囲気があった良かったのですが、来年から走る電気バスもどんなデザインでどんな雰囲気かが今から楽しみになります。

      

ナイトフロント 杉山

FacebookInstagramもチェック​!​​
 

ARCHIVE過去の記事

SEARCH空室検索

会員企業のお客様は 「会員企業のお客様はこちら」 からお進みくださいませ。
会員企業以外のお客様は 「一般のお客様はこちら」 からお進みくださいませ。
※お部屋に空室がある場合、ご案内をさせていただきます。
※当日予約はお電話でお気軽にお問い合わせくださいませ。

お電話でのお問い合わせ

0266-67-0100

(テラス蓼科 電話予約センター)